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ローソク足チャートパターン一覧|買いサイン・売りサインの見方

ローソク足は、1本で始値・高値・安値・終値という4つの情報を表現できる、江戸時代の日本で生まれたチャート表現です。数本の並びには市場参加者の心理が現れ、そこから反転の兆しを読み取ることができます。このページでは基本の読み方と、実戦でよく使われる主要パターンを買い・売りに分けて整理します。

ローソク足の基本構造

1本のローソク足は、ある期間(日足なら1日)の値動きを次のように表します。

終値が始値より高ければ陽線(上昇)、低ければ陰線(下落)です。

💡 色は世界共通ではありません 日本の証券会社のアプリでは陽線を、陰線を青/シアンで表示するのが一般的で、当サイトもこの配色に従っています。一方、海外のチャートツールでは陽線が緑、陰線が赤という配色が主流です。色で覚えず、実体の上端が終値かどうかで判断するようにしてください。

ヒゲが示すもの

ヒゲは「一度はそこまで動いたが、押し戻された」という事実を示します。ここに市場心理が現れます。

意味出現場所による解釈
長い下ヒゲ 安値まで売られたが買い戻された 安値圏で出れば売り圧力の減少=反発期待
長い上ヒゲ 高値まで買われたが売り戻された 高値圏で出れば買い圧力の減衰=下落警戒
実体が極小(十字線) 始値と終値がほぼ同じ=方向感の喪失 トレンドの末期に出ると転換の予兆
ヒゲなしの大陽線 始値が安値、終値が高値=一日中買われた 強い買い需要。上昇の初動で特に有効

重要なのはどこで出たかです。同じ長い下ヒゲでも、下落が続いた安値圏で出れば反転のサインですが、上昇途中で出ても大きな意味はありません。

買いサインのパターン

当サイトが判定に使っている買いパターンと、その配点は次のとおりです。配点が高いものほど信頼度が高いと評価しています。

パターン意味配点
ダブルボトム W字型。同水準の安値を2回つけて上昇 2度売られても割れなかった=底値圏の確認。ネックライン超えで買い +25pt
陽の包み足
ブリッシュエンゴルフィング
前日の陰線を大きな陽線が包み込む 売り方が一日で完全に押し返された。買い転換の強いサイン +20pt
三白兵
スリーホワイトソルジャーズ
陽線が3本連続 継続的な買いが入っている。上昇トレンドへの移行 +15pt
ハンマー 下落後に出る、実体が小さく下ヒゲの長い足 安値から大きく買い戻された。底打ちのサイン +12pt
陽の陰はらみ
ブリッシュハラミ
大きな陰線の値幅の中に小さな陽線が収まる 下落の勢いが減衰。転換の初期サイン +10pt
逆ハンマー
インバーテッドハンマー
下落後に出る、実体が小さく上ヒゲの長い足 買い戻しの試みが見られた。確度は低めの補助サイン +7pt

売りサインのパターン

パターン意味配点
ダブルトップ M字型。同水準の高値を2回つけて下落 2度挑戦しても超えられなかった=上値の重さ。ネックライン割れで売り +25pt
陰の包み足
ベアリッシュエンゴルフィング
前日の陽線を大きな陰線が包み込む 買い方が一日で完全に押し返された。売り転換の強いサイン +20pt
流れ星
シューティングスター
上昇後に出る、実体が小さく上ヒゲの長い足 高値から押し戻された証拠。天井のサイン +15pt
三羽烏
スリーブラッククロウズ
陰線が3本連続 継続的な売りが出ている。下落トレンドへの移行 +15pt
首吊り線
ハンギングマン
上昇トレンド末期に出る、実体が小さく下ヒゲの長い足 形はハンマーと同じだが、高値圏で出ると売り転換を示す +12pt
陰の陽はらみ
ベアリッシュハラミ
大きな陽線の値幅の中に小さな陰線が収まる 上昇の勢いが減衰。転換の初期サイン +10pt
💡 ハンマーと首吊り線は同じ形 実体が小さく下ヒゲが長いという形はまったく同じで、出現する場所だけが違います。下落後の安値圏に出れば買いサインの「ハンマー」、上昇後の高値圏に出れば売りサインの「首吊り線」です。これはローソク足パターンが文脈に依存することを端的に示す例です。

移動平均線を使ったパターン

ローソク足そのものではありませんが、当サイトは移動平均線を使った次のパターンも同じ枠組みで判定しています。1本のローソク足より長い期間の情報を含むため、配点は最も高く設定されています

パターン条件配点
ゴールデンクロス5日線が25日線を下から上へ抜ける買 +28pt
デッドクロス5日線が25日線を上から下へ抜ける売 +28pt
MA25反発(押し目買い)25日線まで下げて反発買 +16pt
MA25反落(戻り売り)25日線まで戻して反落売 +16pt
上昇トレンド整列5日線が25日線の上にある買 +10pt
MA25上向き転換25日線が下向きから上向きへ買 +8pt

パターンを実戦で使うときの注意点

① 単独では信頼度が高くない

ローソク足パターンは、直近1〜3本という非常に短い期間の情報しか含みません。包み足が出たからといって必ず反転するわけではなく、実際にはダマシに終わることのほうが多いくらいです。

⚠ 必ず他の根拠と組み合わせる パターンは「きっかけ」であって「根拠」ではありません。移動平均線でトレンドの方向を確認し、RSIで行きすぎを確認し、出来高で実需の裏付けを取る。複数の根拠が同じ方向を向いたときだけ採用してください。

② 出来高を必ず併せて見る

同じ包み足でも、出来高が20日平均の1.5倍を超えていれば実際に大きな資金が動いた証拠になります。出来高を伴わないパターンは、単に参加者が少なかっただけの可能性があります。当サイトでも、上昇日に出来高が20日平均の1.5倍以上あれば買いスコアに +20pt を加点しています。

③ 確定した足で判断する

ザラ場中のローソク足は、引けまでに形が変わります。上ヒゲの長い陰線に見えていたものが、大引けで大陽線になることも珍しくありません。パターンの判定は必ず確定足(大引け後)で行ってください。当サイトも日足の確定足のみで判定しています。

よくある質問

ローソク足の色は赤と青のどちらが上昇ですか?

ツールによって異なります。日本の証券会社のアプリでは上昇(陽線)を赤、下落(陰線)を青やシアンで表示することが多く、当サイトも同じ配色を採用しています。一方、海外のチャートツールでは上昇を緑、下落を赤で表示するのが一般的です。色ではなく、実体の上端が終値か始値かで判断するのが確実です。

ローソク足パターンだけで売買を判断してもいいですか?

おすすめしません。ローソク足パターンは直近1本から3本という短い期間の情報しか含まないため、単独では信頼度が高くありません。移動平均線でトレンドの方向を確認し、出来高で実需の裏付けを取り、複数の根拠が揃ったときにのみ有効なサインとして扱ってください。当サイトでもパターンはスコアの一要素にすぎません。

ヒゲが長いローソク足は何を意味しますか?

その方向に一度は動いたものの、押し戻されたことを意味します。長い下ヒゲは、安値まで売られたあと買い戻しが入って値を戻したことを示し、売り圧力の減少と解釈されます。長い上ヒゲは逆に、高値まで買われたあと売られて戻されたことを示し、買い圧力の減衰と解釈されます。

窓開け(ギャップ)とは何ですか?

前日の高値より高く始まる、または前日の安値より低く始まることで、チャート上に空白ができる状態を指します。決算発表や重要なニュースで需給が一気に傾いたときに発生します。上方向の窓開けは強い買い需要のサインですが、その後に窓を埋める形で株価が戻ることも多く、追いかけて買う場合はリスク管理が重要です。

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